30代になった社会福祉士のブログ

昭和60年生まれの社会福祉士です。福祉や医療関係、その他ゆるく書いていきます。

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【ソーシャルワーク初心者向け】ソーシャルワークの展開過程について解説してみた。~クライエントに会ってから、支援終了まで~

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以前、ソーシャルワークにおけるケースワークに

ついてお話しましたが、その続きです。

 

social-walfare-work.hatenablog.com

 

今回はソーシャルワーカーで働くことになったことを

想定して、実際にどのような手順を踏んで支援をしていくのか

解説します。

 

ケースワークの展開について 

 

主に個人や家族に向けた援助の場合、

問題を抱えるクライエントに会ってから、支援計画を作成し、支援終了までの、

流れは大きく段階に分けることができます

 

①問題を抱えるクライエントと出会う

まず、ワーカーがクライエントを見つけることから始まります。

そのクライエントを見つけるパターンは以下の3つ。

  1. クライエントが直接、相談窓口に行き、ワーカーと会う。
  2. ソーシャルワーカーなど支援者の方から問題を抱えている人を発見する。
  3. クライエントの周りにいる人(家族、近隣、民生委員など)から連絡を受け、発見する。

 

②クライエントと会い、相手のことを知り、信頼関係を作る。

クライアントと会ったら、

まずワーカーは大まかに相手の抱える問題を把握したり、

信頼関係を構築したりしていきます。

 

これを「インテーク」と呼びます。

 

もしインテークを通して、自分の所属する場所よりも、

より適切な機関があることに気づいたら、他機関に引き継ぐことも

大切な役割になります。

 

支援計画をつくるための情報を集め、分析をする。

ここがソーシャルワークの展開過程で、一番大切なところです。

より相手を理解するために、クライエントやその家族など

コミュニケーションを通して、情報を集め、分析をしていきます。

これを「アセスメント」と呼びます。

そこから、クライエントの抱える問題の原因を探し、

それをもとに支援計画を作っていきます。

 

アセスメントにおいてはクライエントが抱えるハンディキャップが

社会生活の中でどう影響しているか考えることが

問題を発見するポイントになります。

 

<アセスメントにおいて大切なこと>

ソーシャルワーカーはクライエントと協同してアセスメントを行う。

・利用者が何を求めているのか正しく知る。

・クライアントを取り巻く家族や近隣、通っている学校や病院なども

同時にアセスメントを行い、自立支援のために活用をしていく。

 

④支援目標の設定し、支援計画をつくる。

アセスメントで見えてきたクライエントの問題を解決するために、

支援目標を設定していきます。

また、支援目標はソーシャルワーカーとクライエントだけでなく、

支援を行う関係機関などの間でも共有されます。

そして、目標が決まったら、具体的な支援内容を決め、支援計画をつくります。

ただし、支援計画はワーカーが一方的に決めるのではなく、

クライエントも積極的に関わった方が望ましいです。

 

⑤支援計画の実行

その協力者・関係機関と意思を統一して、

しっかり支援体制を整えて、いよいよ支援計画が始まります。

 

⑥実際に支援計画が順調に進んでいるか確認する

ワーカーは計画を立てた後も、その経過を見る役割があります。

実際に支援計画が順調に進んでいるか確認することを

モニタリング」と呼びます。

うまくいっていない場合はアセスメントをやり直し、支援計画を修正します。

 

⑦全体評価をする。

支援が終わるときにワーカーとクライエントと一緒に、目標が達成された

どうか確認していきます。たとえ目標が達成できなくても、

あとはクライエントだけで解決できると判断できる場合、支援終了になります。

ワーカー自身がその支援内容を振り返ることも、自身のスキル向上において

大切です。忘れずに自己評価しましょう。

 

最後に

今回は個人に向けた援助の流れを紹介しましたが、

特に④のアセスメントはおさえておきましょう。

 

社会福祉士の試験でも出てくるし、

実習でも大半の時間がアセスメント作業を占めています。

 

これがうまくいけば支援計画書も書けるようになりますので、

学校を卒業するまでにはマスターしておくと、今後が楽になりますよ。