30代になった社会福祉士・しげKickのブログ

昭和60年生まれ社会福祉士のしげkickです。福祉や医療関係、その他ゆるく書いていきます。

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国が介護へロボットとICT(情報通信技術)の導入に取り組みだした。このままだと機械に仕事を奪われるかも(焦)

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ロボットが台頭する時代へ

2017年1月、世界経済フォーラム(WEF)で

ロボットや人工知能(AI)が発展し、

今後5年間で

世界15の国・地域で約510万人が

職を失うと発表がありました。

 

このニュースを見たとき、

介護業界もその対象になるかもと思ってました。

 

調べてみたら、2016年12月に社会保障審議会が発表した

介護保険制度の見直しに関する意見(概要)」によると、

 

介護でも人材確保のためにロボット、

ICT(コンピュータによる技術処理)にかかる介護報酬や

人員・設備基準の見直しが検討されていました。

これから、国はロボットやICTを導入した施設に対して、

新たな介護報酬を確実に出すことを示しています。

 

介護にロボットやICTを導入したらどうなるのか?

「介護にロボット・ICTをいれること」

すなわち、

今まで人がやっていた介護の仕事(事務関係も含む)を

ロボットやコンピュータが代わりにやってくれると

いうことになります。

 

経営者の立場だと 

ロボットとICT(情報通信技術)の導入が

うまくいくと「人件費」が削減でき、

それを導入する際の初期費用と維持費

で済むようになります。

 

しかし、働く側にとっては、

機械に仕事を奪われるので、

介護の雇用を大幅に失うことになります。

 

介護職は「就職しやすさ」がウリだったけれど・・・

介護の仕事は安い、きつい、汚いという悪いイメージがあり、

人気もあまりない仕事です。

 

でも、働き手にとっては

需要は非常に多く、介護技術がなくても簡単に就職できる

というメリットがあります。

 

また介護職は景気の影響を受けにくいので、

不景気でリストラされた人たちの

再雇用の受け皿にもなっています。

 

現在、介護業界はやる気があれば

誰でも働ける(給料は安いけど)ところですが、

近い将来、ロボットとICT(情報通信技術)によって、

需要が減り、就職が難しくなる恐れがあります。

 

徐々にロボットとICTの技術が迫っている。

今、自動車の「自動運転」が日本の自動車メーカーらを始め、

2020年の実用化を目指しています。

もし「自動運転」が実現すれば、

デイサービスなどの送迎ドライバーは必要なくなります。

 

またAI技術も発達しているので、

利用者とコミュニケーションや、フロアーでの見守り、

ロボットが見本となって、一緒に利用者と体操するなどの

簡単な仕事は近いうちに実現できそうです。

 

もし、ロボットが排せつ、食事、移乗、

入浴介助ができるようになったら、

介護の雇用は一気に減るでしょうね。

 

まだ、今のところは、需要がなさそうな

装着型の介護ロボットスーツが出ていますけど(笑)

 

テクノロジーの発達はスゴイので、

油断は禁物ですね。

私も日々スキルアップをせねば。