30代になった社会福祉士・しげKickのブログ

昭和60年生まれ社会福祉士のしげkickです。福祉や医療関係、その他ゆるく書いていきます。

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成年後見制度に興味がある社会福祉士の皆さん。「ぱあとなあ」に登録をしてみてはいかが。

 

2025年に700万人が認知症になる時代

私は高齢者デイサービスの施設に勤めて、

多くの認知症の方に接してきました。

 

私の知る限り、認知症を持つほとんどの人は

お金の管理や介護サービスの契約ができません。

大体、家族が代わって行っています。

 

厚生省の発表によると、認知症は2012年時点で約462万人。

2025年には700万人を超えるとのこと。

 

また、40代、50代の若年性認知症もあり、

財産管理が今後、大きな問題になることでしょう。

 

ここで注目すべきは成年後見制度」です。

 

これは知的・精神障がい、認知症など判断能力が十分ではない人のために、

財産の管理や介護サービスを契約などを行うことができる制度です。

 

成年後見制度の利用者数は約19万人(平成27年12月末)

日本は高齢化が進んでいるので、今後も利用者増加が見込まれています。

 

成年後見活動『ぱあとなあ』について

社会福祉士として、

日本社会福祉士会を中心に、『ぱあとなあ』という成年後見活動を行っています。

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権利擁護センター「ぱあとなあ」

 

社会福祉士の資格を持つ人を対象に、定められた研修を受講すれば、

『ぱあとなあ』の一人として登録され、成年後見活動ができるようになります。

 

私も去年から、『ぱあとなあ』の登録を目指して研修を受けています。

興味がある方は、ぜひ考えてみてはいかがでしょう。 

 

成年後見活動「ぱあとなあ」に入るために必要なこと

『ぱあとなあ』に登録するためには、

都道府県社会福祉士会が行っている「基礎研修」を3年間通して

受講・修了する必要があります。

 

そして、基礎研修を終えると、

成年後見人養成研修」及び「名簿登録研修」を

受講でき、修了すると『ぱあとなあ』に登録され、

成年後見ができるようになります。

 

とりあえず、自分の所属する都道府県の社会福祉士会で、

「基礎研修」を受ける必要があります。

 

基礎研修は「基礎研修1」「基礎研修2」「基礎研修3」

の3段階に分けられ、

まず、「基礎研修1」を受講するところから始まります。

 

4月上旬から各都道府県社会福祉士会のホームページで、

「基礎研修1」の募集が始まります

 

先着順なので、ホームページを常にチェックして

申し込み開始日を抑えておきましょう。

 

ちなみに「基礎研修1、2、3」は

社会福祉士会に入会しなくても受講はできますが、

申し込み多数の時は、入会・入会手続きをしている人

が優先されます。

 

去年、私は神奈川の方で「基礎研修1」を応募しましたが、

すぐ定員に達することはなかったので、

非会員でも、すぐに応募すれば大丈夫だと思います。

 

絶対、受けたいと思うのであれば、年会費(約1万~2万円)を

支払った方が無難です。

 

そこは個人の判断におまかせします。

 

また、すべての基礎研修後に受講できる「成年後見人養成研修」は

会員にならないと駄目ですので、ご注意